
展示会ブースに通訳者は何人必要か
フル稼働の展示日には、約30分ごとに交代する2名の日本語通訳者を想定してください。通訳は認知負荷が高く、混み合うブースで1名が8時間休みなく働くと精度が大きく低下します。短い商談や半日であれば、1名で十分なことが多いです。ラスベガスでは通訳者1名あたり1日約1,500ドルから、全会期パッケージは7,500ドル前後からが目安です。
なぜ1名では一日もたないのか
通訳は、聞き、理解し、変換し、話すという作業をほぼ同時に、または素早く交互に行う、強い集中を要する仕事です。続けて作業すると1時間ほどで疲労が現れ、誤りや訳し漏れが増えていきます。負荷の高い場面の業界標準は、約30分ごとに交代する2名体制です。一方が休み、もう一方が働くことで、終日にわたって品質を保てます。7時間目に疲れ切った1名しかいない状況は、最も重要な会話にとって大きなリスクです。
1名で足りるのはどんなときか
1名体制が適するのは次のような場合です。
これらでは交代は不要で、有資格の通訳者1名で十分な成果が得られます。
複数日の展示会ではどう考えるか
CESやSEMAのような複数日のイベントでは、2名体制を各フル稼働日に適用します。来場が多く、複数の会話が同時に発生する大型ブースでは、同時に複数の来場者へ対応するために2名超が必要になることもあります。想定される来場量と、並行して受けたい会話の数を見積もり、それに応じて人員を組みます。
費用の試算
ラスベガスの相場である通訳者1名あたり1日約1,500ドルで計算すると、2名体制はフル1日あたり約3,000ドル、全会期パッケージは7,500ドル前後からとなります。運営の整ったブースが生む日本との商談の価値を踏まえれば、終日一定の品質を保つことは堅実な投資であり、疲れて誤りがちな通訳による機会損失よりはるかに安く済みます。
同時通訳の場合
約30分ごとに交代する2名体制の原則は、認知負荷が最も高い同時通訳ではさらに確固たるものです。フルの同時通訳セッションは必ず2名で組むべきです。(なお、NihonVegasは法律・医療の通訳をいずれの形式でもお引き受けしておりません。)
よくある質問
なぜ30分ごとなのですか。
約30分が、持続的な負荷の下で通訳者のパフォーマンスが低下し始める広く知られた目安であり、その時点での交代が品質維持に有効だからです。
2名で混み合うブースを無理なく回せますか。
それが狙いです。一方が働き、もう一方が休んで交代するため、ブースには常に元気な通訳者がいます。
半日でも2名必要ですか。
通常は不要です。半日や短い商談は有資格の通訳者1名で十分です。
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